18U侍エース指名に桐光・松井が気合
「18U・W杯、団結式」(25日、大阪市内)
野球の18歳以下(18U)ワールドカップ(30日~9月8日・台湾)に出場する日本代表チームの記者会見と結団式が25日、大阪市内で開かれた。高校日本代表を率いる西谷浩一監督(43)=大阪桐蔭=は、今秋ドラフト1位候補の左腕、桐光学園・松井裕樹投手(3年)について「松井君にはどんどん投げてもらいたいと思っている。甲子園を逃して悔しい思いをしたが、ここ(18U)に合わせてきてくれた。中心で投げてもらいたい」と語り、“エース”に指名した。
前日の代表合宿初日では、西谷監督から「軽めでいいぞ」と言われながら計70球を熱投するなど臨戦態勢を整えていた。初の練習試合となる26日の関大戦で先発予定だ。
松井は指揮官の“エース”指名に「与えられた立場で全力で頑張る。世界一が目標」と表情を引き締めた。この日袖を通したのは、今年からWBC仕様に変更された代表ユニホーム。侍ジャパンと同じ戦闘服に身を包んだ左腕は「WBCと同じユニホームを着て幸せ。自分の変化球のキレや真っすぐが外国のバッターにどれだけ通用するか試したい」と気合十分だった。