大阪桐蔭・森友、高校通算40号V2ラン
「東京国体高校野球・1回戦」(29日、八王子市民)
第1日は1回戦3試合が行われ、大阪桐蔭が常総学院を破り、2回戦に進出した。今秋ドラフト1位候補の森友哉捕手(3年)が決勝2ランを放った。今夏甲子園優勝の前橋育英は明徳義塾に競り勝ち、エース・高橋光成投手(2年)が2失点で完投。日大山形は延岡学園に大勝した。
やっぱり森友は千両役者だった。同点の九回1死一塁。高校日本代表ではバッテリーを組んだ常総学院・飯田のツーシームを強振すると、打球は右翼芝生席で弾んだ。通路まであふれた8644人の歓声を浴び、笑顔でホームベースを踏んだ。
「会心でしたね。気持ちよかった」。高校通算40号のボールを手に、またニッコリ。プロ志望届提出後の初試合だったこの日は、桐光学園・松井ら18Uワールドカップに参加した高校日本代表のチームメートも観戦。「いいところを見せたいと思っていた」という狙い通りの一発だった。
プロでの再会を希望する松井に対して「もう一度、組みたい気持ちも、打ってみたい気持ちもあります」と呼応した。
4球団のスカウトが視察する前で、五回の左中間フェンス直撃の同点適時二塁打を含む3打数2安打3打点。1位候補に挙げる阪神の畑山スカウトは「ここ一番で打てる。ファンを引きつける選手というのは魅力。スカウトとしては強く推薦したい」とベタ褒めだ。
「選んでくれる球団があれば、そこに行きたい。自分のおかげで勝てたと思われる選手になりたい」と森友。有終Vで、その素質を証明する。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
野球最新ニュース
もっとみる中日伝説の名将「負けた時に苦虫噛みつぶした顔はしてもらいたくない」教え子の井上新監督に注文「選手は観察している」
落合博満氏 巨人新助っ人に異例の「あっぱれ」中畑氏がビックリ「早くない?」も「あの2ランから流れが変わった」
ヤクルト・吉村 自己最短1回1/3で7失点KO「連打が続いてしまったのは反省点」
中日・井上監督 涙の1勝「選手の頑張っている姿がうれしかった」
ソフトバンク 本拠地開幕2連敗、51年ぶり屈辱 柳田が一時逆転1号3ランも
ロッテ 9年ぶり敵地開幕2連勝 若手に負けん!33歳・岡がV打含む1号3ラン3安打4打点
巨人・甲斐 移籍後初弾「良かった」開幕2戦連続の猛打賞
巨人・キャベッジ2戦連発 球団新外国人では初「本当に光栄」OP戦不振から突然の覚醒 打線も爆発、12得点快勝で連勝