“カット打法”花巻東・千葉に大歓声

 「東京国体高校野球、花巻東1‐11鳴門」(30日、八王子市民)

 1回戦1試合と準々決勝2試合が行われた。今夏の甲子園の再戦となった花巻東‐鳴門は、鳴門が11‐1で雪辱。修徳は弘前学院聖愛に3‐2で競り勝ち、それぞれ2日の準決勝進出を決めた。甲子園で富山県勢として40年ぶりに8強進出した富山第一は、常葉学園菊川に2‐5で敗れた。

 今夏の甲子園で、カットで粘るためのバスター打法を大会本部に注意されて物議を醸した花巻東の千葉が、大声援を受けながら活発なプレーを披露した。初回の打席でファウルを打った際にはスタンドから大きな拍手が沸き起こった。2番で4打席全て凡退したが「花巻東らしい全力プレーは最後まで見せられた」と晴れやかな表情だった。

 甲子園大会では、注意を受けた直後の準決勝は粘って出塁する役目を果たせずに敗れ、悔し泣きした。今は「打ち方の問題」と、きちんとスイングすることを意識。この日の試合のファウルは振り抜いたものだった。

 鳴門に敗れて高校野球は終わった。大学進学を希望する156センチの小兵は「持ち味は塁に出てチャンスを広げること。(今後も)今まで通りやる」と前向きだった。

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