新庄5年ぶりV!4番・阪垣ライナー弾
「高校野球秋季広島大会・決勝、新庄5-3崇徳」(7日、コカ・コーラW)
低い弾道のまま、打球は左翼席に突き刺さった。球場が驚きの声を上げた一発。5年ぶりの優勝へ向け、中押し点をたたき出したのは新庄の4番・阪垣和也外野手(2年)だ。
3‐0の三回無死。5球目の真ん中スライダーを強振した。「変化球を狙っていた。ホームランはやっぱりうれしい」。迫田守昭監督(68)も「低いライナーでびっくりした。やはりパワーはチームで1番」という、長距離砲の左越えソロだ。
悔しさを晴らした。1年生から4番を任された。しかし、今夏は大会前に調子を落としてスタメン落ち。チームも決勝で敗れた。「自分の力を発揮できなかった」。それだけに、今チームでの甲子園出場に燃えている。
中国大会出場へ向け「この優勝を励みに頑張る。絶対に勝ちたい」と意気込んだ。自慢のパワーで聖地への道を切り開く。