龍谷大平安、競り勝って11年ぶりV
「秋季高校野球近畿大会・決勝、龍谷大平安6-4智弁和歌山」(4日、佐藤薬品)
龍谷大平安(京都1位)が2本塁打などで智弁和歌山(和歌山1位)を下し、11年ぶり5度目の優勝を果たした。16日開幕の第44回明治神宮野球大会(神宮球場)に出場する。
龍谷大平安が12安打を放ち、強打の智弁和歌山に競り勝った。4打数3安打3打点の石川拓弥内野手(2年)は八回にダメ押しの左越えソロを放ち、「簡単に2死を取られ、このまま終わると相手に流れが行く。何としても出塁しようと打った」と笑顔で振り返った。
準々決勝まで2番だったが、自身の不調とチーム事情で準決勝から8番。「体が開いていたので、センターから右方向狙いに取り組んだ結果」と反省を生かすことができた。
原田英彦監督(53)は「よく打った」と石川の本塁打をたたえた。現校名に変更して以降、初の近畿大会制覇。今大会を「1試合ごとにチームが大きくなった」と振り返った。