横浜に名将不在!渡辺監督インフル欠席

 「センバツ甲子園練習」(17日、甲子園)

 第86回選抜高校野球大会(21日から12日間)の出場校による甲子園練習が17日、スタートした。初日は16校が登場し、横浜(神奈川)は、渡辺元智監督(69)がインフルエンザによる体調不良で欠席するハプニングがあった。

 いるべきはずの名将の姿がない。横浜ナインが甲子園のグラウンドをハツラツと駆け回っているころ甲子園通算51勝を誇る渡辺監督はインフルエンザでダウンしていた。

 14日に大阪市内で行われた抽選会には元気に参加していたが、15日から16日にかけて体調が悪化。38度台の発熱があり、病院で診察を受けた後、宿舎で静養することになった。

 実は孫の佳明内野手(3年)も、12日の練習試合後に同様の症状を訴え、寮から自宅に帰されていた。佳明は回復してこの日の練習に参加したが、皮肉にも同居する祖父が感染してしまったもようだ。

 幸い症状は軽く、大会第6日の八戸学院光星との初戦はもちろん、21日の開会式にも間に合う見通し。40年にわたってコンビを組む小倉清一郎コーチ(69)は「やっぱり年だね。(試合が)明日あさってだったら困る。その意味でもよかったよ」と苦笑い。渡辺監督が甲子園練習を欠席するのは初めてという。

 指揮官不在の事態となったが、そこは百戦錬磨の名門。練習では、影響を感じさせない順調な仕上がりを見せた。シート打撃で2安打した今秋ドラフト候補の浅間大基外野手(3年)は「コーチがいたので、いつもと変わりなくやれました」とケロリ。春夏6度目の甲子園制覇へ、これぐらいでは揺るがない。

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