明徳がぶり寄り8強!先輩琴奨菊が応援
「選抜高校野球・2回戦、明徳義塾3‐2関東第一」(29日、甲子園)
パワフルな声援に快投で応えた。明徳義塾(高知)のエース・岸潤一郎投手(3年)が、6安打2失点、11奪三振。接戦を制して春は04年以来、10年ぶりの8強入りを決めた。
同校OBの大関琴奨菊がアルプス席に応援に駆けつけた。26日にも宿舎で「頑張って」と激励を受け「力になった」と岸。昨秋には学校を訪れた琴奨菊と相撲を取った。何かと気にかけてくれる先輩に、敗戦を見せるわけにはいかなかった。
初戦の智弁和歌山戦で延長15回、188球の熱投。翌日から酸素カプセルに入るなど疲労回復に努めた。この日は中盤から変化球主体の投球に変え、139球の完投。準々決勝は佐野日大の左腕・田嶋とのプロ注目エース対決だ。「大関に見てもらったし、頑張らないと」。がっぷり四つに組み、白星をつかむ。