報徳8強!選抜出番なしの田中が熱投
「高校野球・春季兵庫大会2回戦、報徳学園4-3明石商」(3日、明石トーカロ)
報徳学園が明石商との接戦を制して準々決勝に駒を進めた。マウンドを守ったのはセンバツで登板機会のなかった田中和馬投手(3年)だった。
相手打線に10安打を許し、同点の八回には四死球も絡んで1死満塁という大ピンチもありながら、決定的な失点を防いでの完投勝利。田中はセンバツ後、打球を胸に当てて骨折の診断を受け、現在も痛み止めの薬を服用しながらの登板だが「絶対最後まで投げるつもりでした」と、満足感を漂わせた。
152球を費やしたが、それも「(永田)監督さんから『夏を見据えて』と言われました」と意気に感じた田中。エース中村との2枚看板で「センバツの悔しさを晴らしたい」と言い切った。