浦和学院小島3連覇へ「全部投げきる」
第96回全国高校野球選手権の埼玉、山梨大会の抽選会が24日、行われた。埼玉では、3連覇を目指す浦和学院は狭山経済と初戦で対戦。昨春センバツ優勝左腕の小島(おじま)和哉投手(3年)がフル回転でチームを優勝に導くことを誓った。
たくましさを増したエースが覚悟を口にした。「全部投げきるつもりで、いつでも行ける準備はしています」。酷暑の中で戦う決勝まで7試合の道のりを、浦和学院・小島はしっかりと見据えた。
チームは今春県大会で優勝。だが、打線はセンバツを制した昨年ほどの攻撃力はない。「今年はどれだけ点を取られないか。いかに1つのアウトを積み重ねていくか。自分たち次第ですね」と、ポイントを挙げた。
21、22日の練習試合ではセンバツ4強の佐野日大戦で5回1失点、同8強の桐生第一戦で5回無安打投球。状態は上向きだ。現在は約50メートルと短めの遠投で、肩のスタミナ強化に励む。「初戦から100%出せるようにしていきたい」と、3年連続の夏切符獲得へ抜かりはない。