新庄・山岡“23回完投負け”の雪辱を
全国高等学校野球選手権広島大会の組み合わせが28日、決まった。新庄はノーシードながら最速144キロ左腕の山岡就也投手(3年)がチームを引っ張る。
山岡が夏の甲子園、初出場を誓った。春季広島大会は、体調不良の影響もあり広陵に敗れシード権を逃した。「1回戦からでも関係ない。勝つだけ」と意気込んだ。
今春、春夏通じて初めて出場した甲子園は、ほろ苦いものとなった。2回戦で桐生第一と対戦。延長十五回を戦い1‐1で引き分け再試合。2試合連続完投で計23回を投げ抜いたが、敗れた。
大会後はウエートトレーニングに力を入れ筋力アップに成功。下半身が一回り大きくなり、課題とする制球が安定した。迫田守昭監督(68)は「四球も減ったし無駄球がなくなった」と目を細めた。
山岡は「もう一度、甲子園で投げたい。強い気持ちを持って、この夏のマウンドに上がる」と闘志を燃やした。