春夏連続聖地へ!報徳コールド発進
「高校野球・兵庫大会2回戦、報徳学園10-1須磨翔風」(15日、尼崎)
兵庫では2回戦が行われ、報徳学園が七回コールド発進した。今年のチームカラーである全員野球で、春夏連続甲子園出場に挑む。
派手さはないが、先発8人が安打を放ち、チーム一丸となって六回までに10得点を積み上げた。報徳学園は危なげなく初戦を突破。永田監督は「個々の能力はだいぶ落ちる。ただ、みんなで野球をやろうという気持ちは強い」と胸を張った。
この日、ベンチ外の3年生は現地集合の予定だったが、午前5時30分から行われた兵庫県西宮市の同校グラウンドで行われた練習に全員が自主参加。球拾いなどの雑用をこなし、レギュラー陣をサポートした。主将の福原雄大外野手(3年)は「本当に感謝しかない」と口にした。
突出したプレーヤーはいない。だからこそ生まれた全員野球が、大きな武器だ。