山岡奮投…広島新庄ヒヤヒヤ初戦突破
「高校野球・広島大会2回戦、広島工大0‐1広島新庄」(16日、三次)
今春のセンバツに初出場した広島新庄は、エース左腕・山岡就也投手(3年)が広島工大高を相手に7回2/3を8安打無失点。粘りの投球で初戦突破に導いた。基町‐安芸南は降雨中止。17日に東広島運動公園で再試合が行われる。
エース・山岡の初陣は冷や汗交じりの内容だった。7回2/3を投げ、七回までの毎回安打を含む8安打を浴びたが、何とか無失点に封じた。
今春、センバツ出場を果たした広島新庄。同校を率いるのは迫田守昭監督(68)だ。山岡を八回途中で交代させたことについて指揮官は「(4番の)田中廉君が山岡のタイミングに合っていたので」と説明。投球に関しては「90%真っすぐだったけれど、スピードが出てなかった」。この日、山岡が投げた104球中、最速は137キロ止まりだった。
最速144キロを誇る左腕は「今日は全体的に良くなかったです」と、うなだれた。それでもカーブを効果的に交えて粘りの投球。県内ナンバーワン左腕の一端は十分に示した。「次回はもっと修正していきたい」
夏の甲子園初出場を狙う広島新庄にとって、これからエースがどんどん調子を上げていくことがポイントになる。