新居浜東 打倒安楽へ14得点初戦突破

 「高校野球・愛媛大会1回戦、新居浜東14‐10伯方」(16日、西条ひうち)

 新居浜東が14‐10で伯方との乱打戦を制した。3点を追う七回に一挙9点を奪い逆転するなど、自慢の猛打で初戦突破。2回戦では注目の右腕・安楽智大投手(3年)を擁する済美と対戦する。

 新居浜東が壮絶な打ち合いを制して初戦を突破した。両チーム合わせて28安打、24点。3時間15分の激闘を終え、近藤輝幸監督は「ミスもたくさん出た中でよく勝てた」と安どの表情だった。

 相手の伯方とは春の県大会の東予地区予選1回戦でも対戦。1‐0で勝ったものの、相手投手を打ちあぐねた反省から打撃強化に取り組んできた。

 その成果が出た15安打14得点の勝利。2点リードで迎えた八回、乱打戦にケリをつけたのが背番号12の8番・今井一陽捕手(3年)だ。1死一塁から初球の甘い直球をフルスイング。左翼席にダメ押しの2ランをたたきこんだ。

 今井は春の大会では背番号2をつけていたが、夏は「12」に降格。「緊張の糸が切れることがある。発奮してほしかった」という指揮官の意図だった。この日は5打数4安打4打点の大暴れ。「点を取られすぎて監督に叱られた」とリード面に反省を残したが、「打つ方で挽回できた」と胸を張った。

 2回戦は剛腕・安楽を擁する済美が相手だ。組み合わせ抽選のあと、対決を見据えて速球対策を講じてきた。「すごい投手だけど、1点でも多く取って勝ちたい」と浜本将成主将(3年)。選手たちが「イーストブルー」と呼ぶ青いユニホームの強力打線が、157キロ右腕に襲いかかる。

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