虎の中村GM 安楽は「まだまだ光る」
「高校野球・愛媛大会1回戦、済美8‐0三島」(16日、西条ひうち)
済美の157キロ右腕・安楽智大投手(3年)が5安打完封。約10カ月ぶりとなる安楽の公式戦マウンドをチェックするため、ネット裏には10球団28人のスカウトが集結した。
阪神は中村勝広GM、佐野仙好アマ統括スカウトら最多5人が熱視線を送った。5日の練習試合・鳴門渦潮戦に続き、この夏2度目の安楽視察となった中村GMは「右肘を気にしているそぶりもないし、順調に戻ってきているね」と故障の回復ぶりに安心の表情。さらに「堂々たる投球だった。まだまだ磨けば光る素材」と157キロ右腕の将来性に太鼓判を押した。
同じく5人を送り込んだのが巨人。山下哲治スカウト部長は「やっぱりスケールが大きい。評価はAクラスで間違いない。1年目で十分に1軍の戦力になる」と絶賛していた。