PL猛打爆発!4発13点で4回戦進出
「高校野球・大阪大会3回戦、PL学園13‐2堺東」(21日、花園)
大阪では、PL学園が4本塁打の猛攻で堺東に七回コールド勝ち。プロ注目で主将の中川圭太内野手(3年)を中心に13得点で4回戦へと駒を進めた。
PL学園の猛打が爆発した。14安打13得点で堺東を圧倒。初戦に続くコールド勝ちを飾った。
初回に安打と四死球で2点を先取すると、毎回安打で終わってみれば13得点。中川圭、難波、改田、中山ら4人が放った合計4本の柵越えが、猛攻の象徴だ。
火付け役になったのは主将で「4番・二塁」の中川圭。「取りあえず狙い球を絞っていきました。しっかり振り切った結果だと思います」。三回無死、高校通算28号の豪快な一発を左翼席にたたき込んだ。
視察に訪れた日本ハム・芝草スカウトは「(中川圭は)体も大きいですし、力強さも感じますね。楽しみな選手です」と言いながらも、「この試合はPL打線でしょ」と強力打線に感服した。
昨年、部員の不祥事によって前監督が退任。正井一真校長(66)が代理で監督を務めている。「最後の夏なんで、悔いのない試合ができるようにやっていきます」と中川圭。事実上監督不在が続いているが、主将を中心に強力打線でこの壁を乗り越えていくつもりだ。
これで今夏2勝目。2009年から遠ざかっている聖地へ、全員野球で突っ走る。