専大松戸・金子がサヨナラ呼ぶ好救援
「高校野球・千葉大会5回戦、専大松戸3‐2市船橋」(22日、QVC)
春夏通じて初の甲子園出場を狙う専大松戸が、市船橋に延長十回サヨナラ勝ちした。
専大松戸の最速143キロ右腕・金子直登投手(3年)が、延長サヨナラ勝ちを呼び込んだ。五回無死三塁から救援し、力のある直球と鋭いスライダーで7奪三振。6回で2安打しか許さない力投が実り「キャッチャーのミットだけ見て、本当に集中できた」と、会心の笑みを浮かべた。
あこがれは、同校OBで今季6勝とブレーク中の上沢(日本ハム)。同じ本格派右腕の先輩も取り組んだ坂道ダッシュなどを黙々とこなし、変化球の制球力向上につなげた。
昨秋県大会で敗れた市船橋を撃破。九回には同点の中犠飛も放った金子は「ウチはリベンジに強いんで。負けることは頭になかった」と胸を張った。上沢を擁してもたどり着けなかった聖地。今度こそ悲願を果たす。