龍谷大平安 主砲・河合が決勝弾
「高校野球・京都大会準決勝、龍谷大平安9‐2東山」(25日、わかさスタジアム)
主将の一振りでセンバツ覇者・龍谷大平安が王手をかけた。0‐1と先制された三回、大谷司外野手(3年)の適時二塁打で追い付き、なお2死二塁。4番・河合泰聖内野手(3年)は狙った直球を逃さなかった。
「センターオーバー」と思った打球は風に乗りバックスクリーン右へズドン。勝ち越し2ランに右手を突き上げた。「うまくヘッドが返っていい結果。僕がチャンスで打たないと負ける。(先発の高橋)奎二も休ませたかった」と今大会1号に責任感をにじませた。
オフの筋力トレーニングに加え毎食、丼飯3杯を詰め込んだことで昨夏から体重は8キロ増の75キロ。センバツ決勝では公式戦1号を放ち優勝をけん引。今大会は不調だったがパワーアップした筋力がようやく結果となった。
4番の一発で打線は乗り、大量9得点でコールド勝ち。「僕らが出ないとおもしろくない。バチッと勝って甲子園につなげる」と春夏連覇挑戦権を持つ唯一のチームが地方大会では終われない。