大和広陵立田“中1日”1回締め
「高校野球・奈良大会準々決勝、大和広陵4‐2法隆寺国際」(25日、佐藤薬品スタジアム)
奈良大会は準々決勝が行われ、大和広陵はプロ注目の立田将太投手が九回に登板、ピンチを広げられながらも後続を断ち、法隆寺国際を下した。準決勝では智弁学園と対戦する。
大和広陵・立田がマウンドに上がったのは九回無死一塁だった。智弁学園・岡本と2人の注目選手が出るということで、スタンドには7球団、20人のスカウトが集結。「肩をつくる時間がなかった」と、2死を取ってから安打と四球で満塁とされたが、最後はしっかりと抑えきった。
中1日は、立田を含む「選手たちで決めた」(若井監督)志願のマウンド。それでも立田は「(先発の)渡辺が苦しんでいたので」と、当然の表情だ。
準決勝の相手は智弁学園。県大会で当たるのがもったいないような岡本との対決だが「力でいったらやられるでしょうね」と言いつつも「真っすぐ勝負になるでしょう」の言葉にナンバーワン右腕の意地を込めた。