北大津4強 2年4番杉原が2打点!
「高校野球・滋賀大会準々決勝、北大津5‐3綾羽」(25日、皇子山)
4番としての責任感をにじませた。北大津の杉原竜希内野手(2年)が2安打2打点と奮起。宮崎裕也監督(53)が「2年生ですけどね。気楽にやれる選手です」と全幅の信頼を寄せる主砲が、2年ぶり11回目の4強進出をたぐり寄せた。
0‐1で迎えた四回1死二塁。「長打を狙ってしまうとダメになるので、自分の打撃をしようと思いました」と鋭く振り抜いた打球は右前へ。貴重な同点打を放った。
七回2死二塁は、左越え適時二塁打。「2年で4番を任せられているんですが、いつも自分が試合を決める、という気持ちをもってやっています」。言葉には重みがあった。
春季近畿大会初戦の報徳学園戦では、エース・中村から豪快な本塁打。「強気でいかせている」と宮崎監督。3年生中心のチームの中で、その存在感は日に日に増すばかりだ。
「西武のおかわり君のようになりたいです」。聖地へ向けて再びその打棒をさく裂させる。