敦賀気比16点爆勝 17年ぶり夏1勝
「全国高校野球・1回戦、敦賀気比16-0坂出商」(11日、甲子園)
敦賀気比が強さを見せつけた。大会史上72度目となる毎回安打の21安打で16得点。17年ぶりの初戦突破に東哲平監督(34)は「しっかりライナーで飛ばせた。集中して最後までやってくれた」とナインをねぎらった。
昨春のセンバツ4強に貢献した2人が流れを引き寄せた。まずは一回1死三塁で3番・浅井が中堅に先制犠飛。なおも2死二塁として今度は5番・峯健太郎中堅手(3年)が左中間席へ大会第1号となる2ランを放った。
OBたちも、チームの背中を押す。甲子園の出場決定後、東監督の同期にあたる広島・東出は、部員たちに焼き肉をごちそう。巨人・内海はTシャツや短パンをプレゼントした。尊敬する先輩の心意気に峯は「やる気が出る」と目に力を宿す。福井勢初の頂点へ、初めの一歩で大きく勢いをつけた。