二松学舎大付、1年生コンビで夏初星
「全国高校野球・2回戦、二松学舎大付7‐5海星」(15日、甲子園)
怖いもの知らずの1年生バッテリーが、二松学舎大付(東東京)に夏の初白星をもたらした。今村大輝捕手が3安打2打点、大江竜聖投手が4回1/3を無失点救援。今村は「気持ちで押し切りました」と、充実感をにじませた。
今村が初回に右前への2点適時打で勢いをつけると、背番号18の左腕・大江は、2点差とされた五回2死満塁で登板。押し出し死球こそ与えたが、次打者を空振り三振。「心の準備はできていた。強気のリードで投げやすかった」と、内角攻めで流れを食い止めた。
不要な上下関係のなさがチームの強み。ミーティングでは、下級生が上級生の気の緩みを指摘する。「甲子園で逃げ腰になったら悔いが残る」と今村。悲願の夏切符をつかんだ勢いは、聖地でも変わらない。