東海大望洋1年峯尾が奮闘2安打2打点
「全国高校野球・2回戦、城北5‐3東海大望洋」(16日、甲子園)
逆転負けを喫し、東海大望洋(千葉)は夏初出場初勝利を逃した。1年生・峯尾京吾捕手の奮闘も及ばなかった。
初回2死一、二塁、左翼線へ技ありの先制打。1‐1の三回にも2死一、二塁。二塁右を痛烈に抜き、一時は勝ち越しとなる右前適時打を放った。
聖地で2安打2打点の勝負強さを発揮。しかし、二回に雷による18分間の中断。終盤まで競った展開が、強気のリード面に狂いをもたらした。
3‐2で迎えた八回、2番手の3年生、宇津木が2四球と安打で1死満塁とする。「楽しみましょう」と、マウンドで声をかけた峯尾だったが、冷静さを欠いていた。
スクイズを予感しながら手を打たず、同点。「弱気になった。自分でいっぱいいっぱいになった」と、続く辻上に勝ち越しを許す2点二塁打を浴びた。
試合後は敗戦の責任を背負って号泣。「本当に先輩に恵まれた。自分が引っ張って、打撃もリードも磨いてまたここに戻る」と未熟な自分へのリベンジを誓った。