春日部共栄快勝のち大敗…甲子園怖い

 「全国高校野球・2回戦、敦賀気比10-1春日部共栄」(17日、甲子園)

 1回戦で選抜王者の龍谷大平安を破った春日部共栄(埼玉)は敦賀気比(福井)に1‐10で大敗した。

 今度は聖地の洗礼を浴びせられた。開幕試合でセンバツ王者の龍谷大平安を破った春日部共栄が大敗。「甲子園って怖いなと。気づいたら6点でした」。エース左腕・金子大地投手(3年)の言葉に実感がこもった。

 初回先頭の投ゴロを金子が悪送球。その後2ランを被弾すると、二回にも4安打に失策と暴投が絡んで4失点と、ナインは初戦から一転、浮き足立った。本多利治監督(56)の「春の優勝校にあまりにも簡単に勝ちすぎた。エラーがあったときにどうかなと思っていたが…」という不安が的中してしまった。

 聖地の素晴らしさと怖さを知った2試合。「思ったより緊張せずに投げられたのは、成長しているのかな」。貴重な経験を積んだ左腕は、チームのモットーでもある笑顔で最後の夏を終えた。

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