健大高崎・平山93年ぶり8盗塁
「全国高校野球・準々決勝、大阪桐蔭5-2高崎健康福祉大高崎」(22日、甲子園)
快足集団を象徴する切り込み隊長が、歴史に名を刻んだ。高崎健康福祉大高崎(群馬)・平山敦規外野手(3年)が3盗塁を決めて、今大会8盗塁。93年ぶりに大会記録に並んだ。
初回、三回に二盗。七回には2死一塁から、初球に二盗を決めた。「勝てなかったのは悔しい」と目を潤ませつつ「持ち味の足を甲子園で発揮できて、タイ記録はうれしい」と、満足感ものぞかせた。
12年センバツ準決勝と同じく、大阪桐蔭に敗退。その時のチームは、最初に盗塁を試みて刺された後、誰もスタートを切れなかった。この日は、初回の先制後、長島がけん制死したものの、その後チームは3盗塁した。「盗塁で球場が沸いたのを聞いて、どんどん走りたいと思った」と平山。4試合26盗塁。“機動破壊”は鮮烈な印象を残した。