PL学園決勝へ!近畿大会2年連続進出
「春季高校野球大阪大会・準決勝、PL学園 10-2大商大堺」(28日、舞洲)
準決勝が行われ、PL学園が大商大堺を、大阪桐蔭が大産大付をいずれも10-2の七回コールドで下した。PL学園は2年連続、大阪桐蔭は2年ぶりの近畿大会出場を決めた。なお両校による大阪大会決勝は4日に行われる。
しばらくぶりの甲子園が徐々に見え始めてきた。PL学園が大勝で決勝進出を決めた。
速攻でペースを握る。初回、2死満塁から大和久の左前打で2点を先制したPL学園は、二回に辻、五、七回には主将の謝名堂陸内野手(2年)による適時打などで着実に点を加え、大商大堺を大きく突き放した。
野球経験のない正井一真校長(67)が監督を務め、選手間でサインや起用を決めるスタイルとなって2期目。正井監督は「恵まれてるなあ、と感じます」と選手の奮闘に感謝した。
まとめ役の謝名堂は「去年の方が、能力が高い選手が多かった。その分、今年は束になってかかっていくことができている」と手応えを口にした。
一方で試合中のガッツポーズなど相手チームへの敬意が希薄になったと感じれば、OBらも交えて即座に反省することも忘れない。
09年に春、夏と出場した甲子園から遠ざかって5年。名門の、6年ぶり聖地への道が開けた。