“讃岐のライアン”英明・田中6回0封
「高校野球・秋季四国大会準々決勝、英明7-0鳴門」(26日、レクザム)
四国大会は準々決勝4試合が行われ、英明(香川)が鳴門(徳島)にコールド勝ちし、初の準決勝進出を決めた。
“讃岐のライアン”が快投を演じた。英明の左腕・田中が6回を投げ4安打無失点。直球は自己最速タイの141キロをマークした。チームを初の4強に導き「しっかり投げられた。内角の球がよかった」と笑顔で胸を張った。
今夏の香川大会前、香川智彦監督(57)の勧めで、フォームを右足を高く上げる「ライアン投法」に改造した。「しっかり軸足に体重が乗るようになった」ことで球速が5キロ以上もアップ。140キロ超の快速球を手に入れたという。
チームは13安打で7点を挙げ七回コールド勝ち。11月1日の準決勝は高知と対戦する。勝てば来春センバツ出場に大きく前進する。「平常心を忘れず、淡々と投げたい」。エースは静かに闘志を燃やした。