天理 日本一校を連破!桐蔭に続き平安も
「高校野球・秋季近畿大会準決勝、天理6-1龍谷大平安」(2日、わかさ)
天理(奈良)が龍谷大平安(京都)に大勝。4日の決勝で、4年ぶり8度目の優勝を目指す。立命館宇治(京都)が2時間12分の雨天中断を乗り越えて、奈良大付を破り初の決勝進出を果たした。
今年の夏の甲子園覇者・大阪桐蔭を準々決勝で破った天理が、準決勝でセンバツVの龍谷大平安に大勝、日本一2チームを連破した橋本監督は「このチームがよくここまで来た」と笑顔を見せた。
キーマンは「2番・投手」の左腕・斎藤佑羽(2年)だ。九回に失点も7安打1失点完投勝利。「調子が悪かった」と言いながらも、相手打線に的を絞らせないテンポの良さ。
打っても2安打。五回には相手捕手が少しはじいた程度の暴投で本塁を陥れた50メートル6・1秒の足も光る。
大阪桐蔭に完投勝利した1年生・森浦が、斎藤を刺激した。「同じ和歌山、同じ軟式出身で、仲がいいんです。『自分を超えてください』と“ちょけ(ふざけ)”て言われたので、負けてられないと思いました」と、意地の好投を気持ちよさそうに振り返っていた。