「全国高校野球・２回戦、早実７-６広島新庄」（１３日、甲子園）

　早実（西東京）のスーパー１年生・清宮幸太郎内野手が、技で５年ぶりの１６強入りに貢献した。広島新庄（広島）との２回戦では変化球を捉えた先制右前適時打を含む２安打１打点。守備でも六回に小フライをハーフバウンドで処理して併殺にする好プレーで、４万４０００人の大観衆を沸かせた。

　早朝の甲子園には、第１試合の早実戦のチケットを求めるファンで１キロ超の長蛇の列ができた。午前６時半に開門され、チケットも売り出されたが、今大会最速となる７時１５分に満員通知が出される事態に。お盆休みも重なり、１回戦の今治西戦以上のフィーバーぶりに関係者は「ここまでの行列は見たことがない」と、驚きの表情を浮かべていた。