大阪桐蔭撃破!高松商が初の決勝進出

 「明治神宮大会・高校の部準決勝、高松商7-6大阪桐蔭」(16日、神宮球場)

 高松商は美濃晃成内野手(2年)が3安打2打点に加え、1点差に迫られた八回からリリーフ登板し初の決勝進出へ大きく貢献した。

 猛追にも動じなかった。流れを断つ好救援が、なんと公式戦初登板。大阪桐蔭撃破の立役者となった美濃は「抑えられる自信があったので、堂々と投げました」とほほ笑んだ。

 5連打で1点差とされた八回2死一、二塁で、二塁からマウンドへ。最速142キロの直球でピンチを切り抜けると、九回も反撃を許さなかった。打っても適時二塁打など3安打。50メートル走6秒0の足で盗塁も決めた。高い運動能力と野球センス。広島の苑田スカウト統括部長は「ソフトバンクの今宮か、うちの東出みたい」と評価した。

 ウイルス性腸炎によるエース・浦の試合直前の登板回避をものともせず決勝進出。「高松商が甲子園に行くと、香川中が沸いてくれると思う」と美濃。出場当確のセンバツより先に、まずは今大会の初優勝で古豪復活を印象づける。

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