【PR】有馬記念スポーツ7紙特別企画「アスリートが語る、アスリートの沸点。」
東京大会 柔道男子66kg級・金メダル「阿部 一二三」
2021年は本当にいい1年でした。東京大会という舞台で、兄妹での目標だった兄妹同時金メダル獲得を実現できて、自分の人生で忘れられない1年になりました。
競馬は、競馬好きの友人に話を聞いて、大きなレースなどで馬券を購入しています。当たっているかどうかはナイショですけど(笑)。有馬記念は、強い馬がそろう年末を飾るグランプリにふさわしい大きなレースという印象で、強い馬やラストランとなる馬が勝つイメージです。
これまでで一番印象に残った有馬記念は、ディープインパクトのラストランですね。いつも圧倒する勝ち方が、めちゃくちゃカッコイイ。その名の通りインパクトある勝ち方ですね。自分も柔道では、勝つことが大事ですが、勝ち方にもこだわっています。しっかり投げて勝つことを常に思いながら試合をしていますので、圧倒的に勝つ姿はすごく魅力的です。世界は違いますが、あれだけインパクトを残せる勝ち方はすごいと感じます。
自分を過去の優勝馬に例えるとすれば、先ほどのディープインパクトもそうですが、ほかではキタサンブラックですね。圧倒的な強い勝ち方を目指しているので、自然とそういう馬が思い浮かびます。前の方で勝負して、後ろから来る馬に抜かせない本当に強い勝ち方。そんな勝ち方も強いし、すごいと思います。
今年の有馬記念では、史上初のグランプリ4連覇がかかっているクロノジェネシスに注目しています。自分の最終的な目標である前人未踏の4連覇と照らし合わせてしまいます。史上初の快挙を、年末の大一番で達成したらマジでカッコイイと思います。
騎手では、タイトルホルダーに騎乗する兄の横山和生騎手、エフフォーリアに騎乗する弟の横山武史騎手の兄弟対決に注目しています。どっちが勝っても負けても、頑張れ!という気持ちです。
自分たち兄妹は対戦するとか、競い合うということはないですが、お互いに次なる目標は東京に続いての連覇です。まずは2022年、ディープインパクトのように圧倒的に勝つ1年にして、ひと回りもふた回りも強くなった阿部一二三を見てほしいと思っています。
東京大会 野球・金メダル「菊池 涼介」
「勝って当たり前」と言われる中、出身地の東京で使命を果たすことができた金メダルは、僕の一生の宝物ですね。
競馬の魅力は、馬の引き締まった身体、筋肉、そしてレースのスピード感でしょうか。僕は「午年」生まれで単純に馬が好きなこともあります。有馬記念の魅力は、出走馬がファン投票で決まること。僕もオールスターにファン投票で選ばれることを目標にしながら毎年プレーをしています。締めくくりの大一番という感じでワクワクしますし、有馬記念を見ないと1年が終わりません。
過去の優勝馬で好きな馬は、2000年の優勝馬テイエムオペラオー。この年、最高レベルのレースのG1・5勝を含む、8戦8勝の負けなしの快進撃で1年を締めくくったのがすごい。競馬界は血統が重視されますが、テイエムオペラオーは派手な血統ではありません。僕も高校時代は甲子園に出られませんでしたし、アマチュア時代は無名でした。広島という球団もそんな「雑草魂」を大事にする土壌があるので、親近感が湧きますね。
今年応援したい馬は、引退レースとなるキセキです。大ベテランの7歳になってなお、一線級の活躍をしている。僕は来年32歳、11年目のシーズンを迎えます。40歳まで現役でいられるかは分かりませんが、僕も行けるところまで行って引退したいと思っているので、キセキには思い入れがあります。
来年の目標、目指すところはリーグ優勝の奪回と日本一。それしかありません。やっぱり勝たないと面白くない。もちろん、見ている人たちもそうでしょう。ファンの方に1試合でも多く勝ち試合を見せたいですね。
東京大会 フェンシング男子エペ団体・金メダル「見延 和靖」
日本人が一番勝ちにくいと言われていたエペという種目で、そしてさらに難しい団体戦で史上初の金メダルという結果はすごく意味があることだと思います。これは僕一人では成し遂げることは絶対にできませんでしたし、これまでの先人たちが諦めずに挑み続けてきた結果、時代とタイミングといい仲間に巡り会えて獲得できた金メダルだと思います。
競馬には僕自身、あまり詳しくはないのですが、フェンシングと有馬記念には共通点があるなと思っていて。フェンシングにはマスターズという大会があって、ランキングの上位者だけが出場できる格式のある大会なんです。オールスター形式のドリームレースである有馬記念と似ているなと。誰が勝ってもおかしくない大会ですし、出場する全員を応援する風潮もあります。また、ファン投票で出場馬が決まるというのは、見る側、そして参加する側もすごく楽しめて、馬を選ぶところから一緒に参加して応援できるので、すごくワクワクする年末の風物詩にふさわしいお祭りになるなと思いますね。
今回の出走馬の中では、キセキという馬は気になります。7歳となると結構高齢になるのかなと思うんですが話を聞くと最近再び結果が出てきたというか。僕自身もフェンシングを高校から始めて34歳で頂点へと辿り着いた遅咲きというのがあって、諦めずにやってきた根性みたいなのを感じて、応援したくなる気持ちがすごく湧いてきました。
過去の優勝馬では、リスグラシューは自分との共通点を感じます。5歳で急成長し、海外のG1レース、コックスプレートを勝った後、有馬記念を優勝。僕も19年に日本選手初の世界ランキング1位を達成することができ、今年金メダルを獲れた。ただ、まだまだこれで引退するつもりもないですし、40歳を超えて世界の頂点を目指すというところが僕の目標の一つでもあります。
この有馬記念から、明るいムードが続いていけるように東京大会で活躍した多くのアスリートたちを応援いただければと思います。
東京大会 柔道男子60kg級・金メダル「高藤 直寿」
2021年は人生において特別で最高の1年になりました。東京大会で金メダルを取ることができました。前回が悔しい銅メダルに終わり、その負けを通して強くなれたと感じています。今年を漢字1文字で表すなら頂点を目指していたということで「頂」をあげたいですね。
競馬は、実際に競馬場で観戦したこともありますし、馬の筋肉やパドックでのかわいい顔すべてが好きです。ただ走ってどの馬が速いかだけではなく、父母の物語や騎手の感情など、毎回ドラマがあるのが魅力ですね。
有馬記念はオグリキャップなど愛される馬が出てきますし、みんな好きな馬に想いを託すというところは、スポーツ選手の推しを作るのと共通していて好きですね。競馬ファンの中では1年の締めくくりが有馬記念ですよね。引退する馬もいますし、古馬も3歳馬も全部含めて最強馬を決める特別な舞台だと思います。
今年の有馬記念は、3歳馬で速いし、フレッシュなタイトルホルダーに注目しています。対抗馬はクロノジェネシスです。10月の凱旋門賞は残念でしたが、国を背負って戦った馬として最後ここで気合を入れてくると思います。騎手も同じ気持ちだと思います。馬券を買うとしたら3連単でタイトルホルダーとクロノジェネシスを軸のフォーメーションですかね。
自分を過去の有馬記念優勝馬に例えるとすれば、ジェンティルドンナも好きでしたが、やはりディープインパクトですかね。誰もが知っている選手になりたいと思っていましたし、大外から一気に駆け上がって差し切るかっこいい競馬が自分は好きなのだと教えてもらいました。
2022年は、柔道の根本の楽しさを伝えていける柔道家になりたいです。小・中学生等と交流の場を作って(柔道を)身近に感じてもらいたいですし、親しみやすい柔道家としてやっていきたいと思っています。もちろん、金メダリストとしてもっと強くなって、何よりも勝ちにこだわっていきたいです。スポーツが盛り上がった1年を締めくくる有馬記念を、僕も含めて日本全体で盛り上がって楽しみたいですね。
東京大会 野球・金メダル「大野 雄大」
日本開催で金メダル獲得が当たり前という重圧の中で、金メダル獲得に貢献出来て、一生に残る思い出になりました。重圧の中で戦うのは大変でしたけど、獲得できて良かったです。
競馬との関わりは、京都競馬場が実家のすごく近くで、小学校低学年の頃に、姉と一緒に母親に連れて行ってもらったのが最初です。馬がすごい迫力で走ってるなと思った事を覚えています。
競馬の魅力は奥が深いところです。馬という生き物に、みなさん情熱を持って、本当に調べられて。調べることが多すぎますね(笑)。馬券を買う時は、有名な馬やその年に強かったり、人気のある馬に勝って欲しいという想いで購入しています。自分の誕生日の9月26日にちなんで、9-2-6の3連単は買ったことがあります。
自分を競走馬に例えるとすれば、自分で言うのも恥ずかしいですが、大器晩成型です。今年33歳で初タイトルを獲りました。まだまだ成長出来ると思っていますし、まだまだやれるとも思っています。
有馬記念は1年を締めくくる大レース。必ずニュースでも取り上げられますし、競馬に興味が無い方でも、あの馬が勝ったと知るくらいのレースなので、楽しみです。
今年の注目馬はタイトルホルダーですね。名前に惹かれました。私は3年連続タイトルを取りたい、という目標を掲げて今年の開幕を迎えました。2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得できたのですが、今年はダメでした。また来年取れるように、という願いを込めてタイトルホルダー推しです。
来年に向けてチームとしては、立浪新監督のもと、中日ドラゴンズ旋風を巻き起こしたいなと思います。個人としては、タイトルを争えるような成績を残して、「大野は良いピッチャーだな」と思ってもらいたいですね。開幕投手を目指して練習しています。やはり開幕投手は、チームの顔だと思っています。初戦勝って、チームに勢いつけられれば。たくさんの方に応援してもらえるように頑張ります!
東京大会 ボクシング男子フライ級・銅メダル「田中 亮明」
アマチュアボクシングに取り組んできた、15年間の集大成を見せることができて最高の1年でした。前評判は決して高くなかったので『番狂わせを起こしてやろうっ!』と思ってリングに上がりました。
競馬は、実は僕の妻が大好きでして、『人間と馬が力を合わせて戦うスポーツだよ』というのですが、実際観戦してみると面白いです。初めて競馬場に観に行ったのは2015年の日本ダービーで、確かその時はドゥラメンテが優勝しました。まだまだ知らない馬も多く、馬券を買うときは馬やジョッキーを応援する感覚で、妻と一緒にネットで馬券を購入し楽しんでいます。自分のラッキーナンバーの『3』やラッキーカラーの『青』、そして馬体の色とかで選んでしまいます。それこそソダシとかは真っ白でキレイなので好きですね。妻は『馬のオーラがみえる!』とかいうんです(笑)
有馬記念での注目馬は、 “ツボにはまれば勝てるがややムラがあるユニークな存在” だと妻に聞いたタイトルホルダーです。スポーツの醍醐味は番狂わせや逆転劇。僕はボクシングでも“ムラ”がある選手がみせる意外性が好きで、かつてのオルフェーヴルのような破天荒な存在に惹かれます。
自分を過去の優勝馬に例えるとすれば、オグリキャップでしょうか?地方競馬から中央に攻めのぼった姿に共感します。僕は〝雑草魂〟って言葉はあまり好きじゃないのですけれどね。だって『自分はエリートだっ!』と思って戦っているので(笑)
有馬記念はファン投票で選ばれた人気馬が集まるレースですよね。東京大会前の僕はいわば“人気のない馬” だったので、そういう馬にもぜひ頑張ってほしいです。
今年は皆さんからたくさんの応援をいただき、それが大きな力となりました。本当にありがとうございました。
東京大会 柔道女子48kg級・銀メダル「渡名喜 風南」
2021年は、自分が今まで経験できなかったことがすべて詰まった1年でした。東京大会では今までの柔道の試合を通して一番いい試合ができました。普段スポーツや柔道を観ない方にも興味を持って応援していただけました。
有馬記念は、競馬の世界では最高峰のレースなので、普段競馬をやらない人も含めて多くの人々が注目していると思います。自分もいつか競馬場に観にいきたいと思っています。
今年の出走馬で注目しているのは、クロノジェネシスです。女の子なのに筋肉質で強くて顔つきもかっこいいので、個人的にずっと応援しています。外国人騎手のルメール騎手ともいいコンビ感ですよね。世界で闘っているというのも、自分と通じるものがある気がします。引退レースなので、頑張ってほしいです。あとはキセキ。この馬も今回で引退しちゃうんですよね。名前がいいなと。自分が応援してたレースで馬券内に入ったんですよ。だから好きです(笑)。名前や見た目など、いろんな要素で自分の好きな馬ができるのは面白いですよね。私自身もたまに馬券を買ってみるのですが、応援している馬は単勝と複勝を買ってます。自分が好きな馬が出ていなかったら自分が好きな数字でやります。その日の好きな数字で、こいつだ!みたいな(笑)。
あとは、競馬自体も柔道と共通する部分があって。走る前から汗をかいてしまっている馬などはあんまりよくないというのは聞いて、注意深くみています。柔道でもそういうところはあるので。最初から疲れている人とかは顔色でわかったり、今日はコンディションよくないなとか減量うまくいっていないなあとか、そういうのはあるので面白いなと思います。また、私は小柄な方ですが練習では体格の大きい人と組むこともあるので、そういう部分では小柄な馬も応援してしまう、というのはありますね。体格なんて関係ないって、みている人に思わせてほしいです(笑)。
来年の目標は、自分の選手生活はもちろんですが、次の世代に、柔道の楽しさを伝えていけたらと思っています。
東京大会 アーチェリー男子団体・銅メダル「武藤 弘樹」
2021年は、本当にできすぎたなという1年でした。夢の舞台に立ち、ひとつの夢であった東京大会でのメダル獲得を達成できました。そこで一旦夢が終わったように見えはしたんですけど、結果は3位でしたし、僕らアスリートはやっぱり1位を目指す生き物なので次はまた金メダルを獲りたいという新しい夢ができた1年だったなと思います。
競走馬は、レースを走るということに向けてアスリートと同様コンディションを整えていると思いますし、筋肉質というか無駄なものが付いていないなというのが印象的です。競馬とアーチェリーの共通点は、ほんの少しの差で勝者が決まる、ということだと思います。競馬は長い距離を走ってきても数cmの差で決まることがありますし、アーチェリーの試合は射量288本とかたくさん撃って結局1位と2位の差が2点だったりするので。ほとんど誤差みたいな世界です。その部分からも似ているなと感じますね。
もし自分を過去の優勝馬に例えるとすれば、グラスワンダーでしょうか。99年の有馬記念を約4cm差で優勝していて、僕らも最後数cmの争いを勝ったので、ちょっと似ているかなと。
今年応援したい馬は、キセキです。競馬にしても僕らがやっているスポーツにしても勝負事なので。やっぱり「キセキ」が絶対にどこかで起きるということで何か起こしてくれそうだなと思いますね。
有馬は特別大きなレースで勝敗ももちろん大切なのですが、僕らアスリートも大切にしている「楽しむ気持ち」も忘れずに盛り上がれるといいなと思います。
東京大会 バスケットボール女子・銀メダル「本橋 菜子」
2020年の末にけがをしてから、1日1日が必死で、あっという間に過ぎたなと思います。東京大会が終わってからの方が色々な人から連絡をもらったり、TVに出たりしてメダリストになったんだなと実感します。
実は競馬の経験は全くなくて(笑)。でも、そんな私でも有馬記念は聞いたことがありますし、CMなどでもよく見る印象です。一番大きなレースということなので、今年は注目してみようと思います。
応援したい馬は、キセキですね。名前がすきですし、けがを乗り越えて復活した自分の姿とも重なるので。出走表を見ていると、意外と母の勝利数とかも気になるんですよね。勝利数とか、血を継ぐものも大きいのかなと思って。メロディーレーンはお母さんが5勝もしているんですよね。そこも1つ注目ポイントかなと思いました。有馬記念は2021年を締めくくり、2022年に向けての一つの節目ですよね。
2022年は、東京大会が終わってバスケットへの注目が増えた今、盛り上げていくチャンスだと思っています。強い馬がたくさん集まる有馬記念と同じように、1月末にはオールスターゲームがあるので、ファンの方々にバスケットの面白さを伝えていけたらいいなって。所属チームでのプレーでは、ベスト8以上が目標なので、また1試合1試合ごとにチームとして成長していって、その目標を達成できるように頑張っていきたいです。有馬記念と同じくバスケットも盛り上がっていけたらいいなと思います。