笑い飯 哲夫、高校生に仏教と哲学を熱弁
「笑い飯 哲夫が語る テツガクとの出会い」トークライブが24日、「河合塾大阪校」(大阪市北区)で開催され、哲学や自身が愛する仏教について高校生たちに熱く語った。
会場が予備校ということもあり、来場者は高校生ばかり。関西学院大学文学部哲学科出身の哲夫は、「進路を決めたきっかけは名を体で表すため。でも、同じ学科の学生ほとんどが『哲』の付く子で『なんや一緒やんか!』と思った」という経験談に会場は大ウケ。1月に書籍『ブッダも笑う仏教のはなし』(サンマーク出版)を上梓したものの、本業は誰もが知るM-1王者のお笑い芸人。トークライブでは、まるで漫才を聞いているような1時間で高校生を楽しませた。
一番盛り上がったのは、仏像の表情が「煩悩(欲望)」のレベルでちがうことを画像を交えて紹介したシーン。「浣腸をされていると思って仏像の表情を見てください」とまた独特な仏像の見方を紹介。「欲0の如来(例は東大寺の大仏)はまったく怒りのない表情。しかし、もっとも欲がある仏像は恐ろしく怖い顔で浣腸したやつを踏みつけている」と非常に分かりやすく、言葉の端々に面白い例え話があり会場も爆笑の渦となった。
その後に行われた質疑応答や公開読書会では、高校生たちの興味関心の深さや真剣な眼差しに、哲夫も「僕は地球のために生きています」と真剣に回答するシーンも。高校生にとっては、とても有意義なイベントになったようだ。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)