トレンディドラマ、さとり世代はどう見る?
1980年代後半から90年代に一世を風靡したトレンディドラマ。それを自らの生活や恋愛のバイブルとして熱中した世代、現在のアラフィフにスポットを当てたドラマが10月11日に放送される。取材をもとにアラフィフたちの「キュンとした瞬間」を再現、スタジオで若者たちが検証するというもの。演じるのは、賀来千香子、森口瑤子、菊池桃子、有森也実、田中美奈子ら、あの時代を彩ったトレンディ女優たちだ。
番組では「大学のテニスサークルの後輩男性との再会」「不動産会社のイケメン営業マンと部屋探し」「後輩男性を招いてのクリスマスパーティ」といった、トレンディドラマ全盛期のような5つのシチュエーションをドラマ化(「君とテニスに恋してた」「ママの瞳をタイホする」など、まさに!なタイトルが)。挿入歌には、サザンオールスターズや久保田利伸、ドリカムやYMOなど、あの時代の名曲がドラマを盛り上げるという。
賀来が出演したドラマ『君とテニスに恋してた』は、夫との離婚が成立した佐知子(賀来)が、大学時代に想いを寄せていた後輩(石黒賢)と20年ぶりに再会。そして、みんなと予定が合わず、2人きりでテニスをすることに・・・というもの。賀来は、「撮影を通してキュンキュンさせていただきました。台本を読んだときから、読みキュン。読み重ねていき、柔らかい顔になっている自分が印象的でした」と楽しかった様子。
また、田中美奈子が演じたのは、研修中の35歳の独身男性(浦井健治)に好意を抱くが、バブル時代の昔話に引かれてしまう49歳のテレフォンオペレーター。田中は「なぜ15歳も年下の男の子と恋愛する役を・・・と。いつもおっかない役ばかりやっているので、どうやっていいのか。えらい辛くて、有森に泣きつきました(笑)」と、トレンディの代名詞『東京ラブストーリー』でサトミ役を演じた有森也実に相談したことを明かした。
同世代にとっては、懐かしい思い出とともに、忘れてしまった恋愛のトキメキを思い出すかも知れない。しかし、スタジオには、大島優子や佐野ひなこ、滝沢カレンらがスタンバイし、同ドラマを鑑賞。アラフィフの胸キュンポイントが今の若者にも突き刺さるのか厳しくジャッジしていく。さとり世代は、永遠の春を謳歌するバブル世代をどう見ているのか。冷酷な現実が突きつけられるかも・・・。番組は10月11日(22:25~23:39)に関西テレビ・フジテレビ系で放送される。
(Lmaga.jp)