林遣都、大阪・西成を舞台に暴れる
BSプレミアムで3月に放送されるドラマ『アオゾラカット』の会見が大阪市内で行われ、主演の林遣都、吉田鋼太郎、川栄李奈が意気込みを語った。
本作の舞台は大阪市西成区。西成生まれの美容師の息子・川村翔太が、父・吾郎との葛藤と和解を通じて、生まれ育った街の素敵さを再発見するヒューマンコメディだ。関西出身の林は「大好きな大阪を舞台にドラマを撮ることができて、毎日幸せを噛みしめながら過ごしています。大阪らしく、ユーモアと人間味あふれる素敵なドラマ。残りの撮影も必死に頑張りたい」と力を込める。
林の本作への熱意は現場でもヒシヒシと感じるようで、翔太とぶつかり合う父親を演じる吉田が「遣都くんのドラマにかける意気込みがすごい。先日、スナックで暴れるシーンの撮影があったのですが、本当に暴れていろんなものを壊し、ホステス役の中国人の方々が本当に怯えていました(笑)。それくらい、非常に熱が入ったドラマになっています」とエピソードを語ると、林は照れ笑いを浮かべていた。
また、川栄は翔太と吾郎の関係にやきもきする美容院の店員・仲井遙役。「西成には初めて来ました。撮影している美容室も、ハイテクなものを使わずに昔からあるものをずっと使っているような、すごくいい雰囲気の場所で撮影をさせていただいています」と、大阪の下町の雰囲気を味わっている様子だ。
大阪発の地域ドラマとして、下町ならではの街や人の魅力がたっぷりと詰まった物語。同席した谷口プロデューサーの「笑いの中にホロリとさせるものがある」というコメントに対して、吉田は「ホロリよりも号泣すると思う。撮影しながら泣けるドラマになるだろうと強く感じています」と期待をにじませていた。ドラマの放送は3月15日・22時から。
取材・文・写真/黒石悦子
(Lmaga.jp)