菊地成孔のジャズ講座、神戸で開催
サックス奏者、文筆家だけでなく、音楽理論家、特にリズムに関する独自の理論体系を自らの活動に採り入れる形で実践している菊地成孔の講座が5月14日、「神戸アートビレッジセンター」(神戸市兵庫区)で開催される。
毎年5月におこなわれる音楽祭『新開地ミュージックストリート』の関連企画として開催。途中休憩を挟む2部制で、第1部はアフリカ/インド/中南米/インドネシアの音楽を素材に、ポリリズムを化学的に検証する「モダン・ポリリズム」の概要。それを踏まえて、実際にモダン・ジャズの巨人たちはポリリズムをどう捉え、自らの音楽にどう取り入れてきたのか、いう分析を第2部でおこなう。
これまで、東京大学などでも教鞭をとってきた菊地。20世紀のジャズ批評を根底から覆す、菊地のジャズ研究の一端を関西で直接聴講できるのは大変貴重な機会となる。『菊地成孔の新しいジャズのレクチャー モダンジャズのリズム感/マックス・ローチからニューチャプターまで』の料金は1500円(定員180名)。予約の受付は078-512-5500(神戸アートビレッジセンター)にて、4月9日から開始される。
(Lmaga.jp)