神戸で、幸福度世界一のブータン展覧会
「世界一幸福度が高い国」として有名なブータン。中国とインドに挟まれたヒマラヤ山脈東端の国、ブータン王国の伝統文化に迫る展覧会が、「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で、7月1日よりおこなわれます。
本展ではイントロダクションと3つの章でブータンの魅力に迫ります。イントロダクションでは、ブータンの祭り「ツェチュ」にまつわる仮面と映像が観客を出迎え、第1章では、織物、刀、器、アクセサリーなど、多様性に富んだ生活文化を紹介します。第2章はブータン仏教の経典、仏像、タンカ(仏画)など精神文化がテーマで、第3章は現国王と王妃の衣装が国外初公開されるほか、歴代国王・王妃の衣装などロイヤル・コレクションが見られます。
また、2011年夏に約80年ぶりに発見されたブータンの国蝶「ブータンシボリアゲハ」の標本が、7月1日~7日の期間限定で公開されるのも見逃せません。我々日本人にとってはまだまだ知らないことが多いブータン王国。そのエキゾチックな文化を体験できる、またとない機会です。料金は一般1400円。
文/小吹隆文(美術ライター)
(Lmaga.jp)