染五郎「市川から松本に変わります」
現在「大阪松竹座」(大阪市中央区)で上演中の『七月大歌舞伎』に出演している市川染五郎。自身が主演したシネマ歌舞伎『阿弖流為(アテルイ)』の上映を記念して14日、「なんばパークスシネマ」(大阪市浪速区)での舞台挨拶に登場した。
来年1月には親子三代の襲名披露を控える染五郎。「私が十代目松本幸四郎、父が二代目松本白鸚、私の息子が八代目染五郎として、同時襲名させていただきます。名字が市川から松本に変わる。松本、松本です」と笑顔で挨拶し、同じく1月に予定されている『阿弖流為(アテルイ)』のDVDの発売をPRした。
市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助など、歌舞伎の次代を担うスター役者が出演し、2015年に上演された舞台『歌舞伎NEXT 阿弖流為(アテルイ)』。シネマ歌舞伎として映像化され、上映最終日のこの日も大勢の観客を集めた同作について、「戦物語なので立ち回りが多いのが特徴。でも毎日舞台に立っていると、ここまで僕は強くなくても良いな、って思うことがちょっとありました。もうここはやられたっていいんじゃないか、とか(笑)」と当時を振り返った。
「染五郎としては最後に来る大阪公演となりました」と、市川の名で立つ大阪最後の舞台『七月大歌舞伎』は7月27日まで。チケットは三等席6000円~、会場ほかで発売中。
(Lmaga.jp)