絵本から飛び出した、大阪・中之島で人形&ジオラマ展

奈良県在住の人形作家・Yoko-Bon(ヨウコボン)さんによる、人形とジオラマを展示する企画展が、8月4日から「大阪府立中之島図書館」(大阪市北区)で開催される。

作家の飯沢匡さんと画家の土方重己さんの手によって誕生した絵本に影響され、手作りの人形や背景となるジオラマを物語の場面に合わせて制作する「人形絵本」を作り始めたというYoko-Bonさん。「お2人の絵本を初めて見たとき、その完成度の高さとデザインの素晴らしさ、人形のディテールの面白さや動作のしなやかさにしびれ、すごい勢いでこの世界に引き込まれました。いつか私もこんな人形を作ってみたいと思ったんです」と、そのきっかけを話す。

「古き良き人形絵本の世界に平成の風を入れて、新しい人形絵本を作りたい」と題材にしたのが、ロシアで古くから愛され続けてきた民話『まんまるパン』。ロシアの文学者からの監修の元、人形やジオラマ制作、写真撮影に約3年半をかけて完成したという。今回はその絵本に使われたすべての人形やジオラマ、さらに番外編として新作を中心にした人形を展示する。

「立ったりしゃがんだりと、いろんな角度からじっくりと見ていただくと、『あっ、ここにこんなものが!』という楽しい発見もありますし、見る人それぞれ絵本とは別のストーリーが生まれてくるのではないかなと思います。人形絵本の世界を自由に旅する気分で遊びにきていただけたら」とYoko-Bonさん。会期中には絵本の読み聞かせ会、アイシングクッキーでまんまるパンを作るワークショップなどもおこなわれるので、夏休みに親子でぜひ。期間は8月29日まで。入場無料。同館2階のライブラリーショップでは、「まんまるパン」絵本や関連グッズ、Yoko-Bonさんのオリジナルグッズ、マールイ・ミールのロシア雑貨などが販売される。

(Lmaga.jp)

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