沼田まほかるの人気ミステリーを映画化した『彼女がその名を知らない鳥たち』。その試写会が30日、「梅田ブルク７」（大阪市北区）で実施され、蒼井優と阿部サダヲ、メガホンをとった白石和彌監督が登壇。舞台挨拶をおこなった。

不潔で下品な男・陣治（阿部）と同棲する15歳下の十和子（蒼井）が、８年前の男・黒崎のことを引きずりながら、どこか黒崎の面影がある水島とも関係を持っている、という設定の本作。映画について聞かれた阿部は、「僕、蒼井さんとのシーンが多くて、ほかの男２人に会ってないんですけど、（完成した映画を観て）どうしようもない奴らだなって。僕は（水島役の）松坂桃李が好きじゃないですね。すごい役者さんだなって。あいつ、キライだなぁ･･･」と、サダヲ流に共演者を絶賛した。

また、全編通して関西弁に挑んだ阿部は、「難しかったです、やっぱり。聞き慣れてるんですけどね、自分でしゃべると全部間違っているような気がする。方言指導の方がずっと付きっきりで。山田まさゆき（突劇金魚）という男なんですけど、俺、あいつもキライになっちゃったなぁ」とふり返り、場内の笑いを誘った。映画は10月28日から公開される。

(Lmaga.jp)