岡本玲「あら、また意地悪な役を」
朝の連続テレビ小説『わろてんか』の出演者やスタッフ、総勢22名にNHK大阪放送局がインタビュー。松坂桃李が演じる藤吉の許嫁・杉田楓(かえで)役を演じる女優・岡本玲のコメントが届いた。
『純と愛』以来2度目の朝ドラ出演が決まり、「『あら、また意地悪な役を』と思ったのが、正直な気持ちです(笑)。でも、時代物の朝ドラに出演するのがひとつの目標だったので、素直にうれしいなぁと思いました」」と話す岡本。
演じる楓は、「一言でいうと、無愛想で気の強い船場の女の子。『わろてんか』というタイトルのドラマなのに、一切笑えへん女の子ってどうやねん、って最初は思いましたけど(笑)。許嫁である藤吉さんに対しても、一切笑わないんです。誰に対しても心を閉ざしていて、敵対心が強く、端から見てもちょっと辛いなぁと感じる子でしょうし、演じていてもちょっと疲れます。今の言葉でいうと『こじらせ女子』でしょうか」と説明する。
「楓は、藤吉さんを許嫁として初めて一目見た瞬間から、『あぁ、この息子あかんわ。これは私がしっかり仕切ってやらんと』と思ったと思います。藤吉の前で啖呵を切るシーンでは、(鈴木京香演じる藤吉の母)啄子さんとは違う、楓なりの貫禄を出したいと思って演じました。後からみんなに『怖い』と言われ、寂しいと感じながらも、内心『やったな』と思っています」という。
「ぴくりとも笑わない楓ですが、(葵わかな演じるヒロイン)てんちゃんとの対決シーンでは、楓の人間らしさがどんどん出てくるので、そこを楽しんでいただけたら。あと、お米を買いに来たお客さんにだけは見せる笑顔にもご注目ください(笑)。いろいろな葛藤を抱えている女の子だと思うので、それを乗り越えて、今後てんちゃんたちとどう関わっていくかも、楽しみにしてもらえたら」とメッセージを送った。放送は2018年3月31日までの全151回。
(Lmaga.jp)