写楽は女だった?中川翔子が出演 謎に迫るミュージカル
江戸時代の浮世絵師として名高い東洲斎写楽。「写楽は実は女だった」という大胆なアイデアで写楽の謎に迫るミュージカル『戯伝写楽2018』が、2月10日~12日に「兵庫県立芸術文化センター」(西宮市)で上演される。
10カ月の間に145点余りの作品を残して忽然と消えたことから、昔から「実は葛飾北斎だった」「集団の画家が名乗っていた」という噂話がつきない写楽。本作では、自分の絵で一儲けを企む斎藤十郎兵衛(橋本さとし)が、似顔絵描きの娘おせい(中川翔子)と出会い、彼女の底知れぬ才能に気づく。斎藤は、おせいの絵を自分の作として版元に売り込み、「写楽」という浮世絵師が誕生していく・・・というストーリーだ。
8年前に初演の同作。今回は、ポップス色強い楽曲を武器に「ジャパニーズミュージカル」をテーマとして、演出家・河原雅彦を迎えての再演となる。主演の橋本をはじめとするキャストらと、浮世絵のような色彩豊かな舞台を見せてくれそう。どのように写楽が生み出されていくのか楽しみだ。
文/米満ゆうこ
(Lmaga.jp)