女優・平原綾香「本当は踊る歌手がよかった」
代表作「ジュピター」をはじめ、表現力、声量など他を寄せ付けない歌唱力で聴くものを魅了する歌手・平原綾香。ミュージカル『メリー・ポピンズ』で舞台初の大阪公演を控える平原が、その胸中を話した。
本作でミュージカル3作目となる平原。「父が大阪生まれで、両親とも関西出身。親戚もたくさん住んでいるので、ホッとします。これまでは東京公演の作品しか出てないので、大阪の人たちに観てもらえることがとてもうれしいです」と大阪での上演を喜ぶ。
ミュージカル出演については、「観に行くことはあっても、自分が出演するとは想像していなくて・・・。でも高校時代、文化祭のミュージカルで歌ったことがデビューのきっかけなので、実は深い関係があるんです。ミュージカルに出るようになってからは、前より自分の歌が歌いやすくなりました。お稽古ではマイクなしで歌うし、ソロ活動よりも歌いまくってるので、過酷な状態でやっていることが修業になったのかも」と。
ダンスが入るのもミュージカルの特徴だが、「実はクラシックバレエを11年間やってました。小学校1年生から高校2年生まで松山バレエ団に通っていたので、踊ることは大好き。本当は踊る歌手でデビューしたかったんですけど、『ジュピター』でいきなり踊り出したらイメージがね・・・。ずっと自粛してたんですけど、今回15年目にして人前で踊れるって、すごく幸せです」と待望のダンス解禁に笑みを浮かべる。
3月25日から約6週間にわたる東京公演を経て、大阪公演(梅田芸術劇場/大阪市北区)も5月19日から6月5日までと長丁場。「1カ月間、関西人として大阪に住んで、新たな発見と大阪のパワーを感じてメリーを演じたら、東京公演とは違うメリーになるんじゃないかなと思っています」と抱負を語った。
本作は、魔法のような演出や絵本から飛び出したようなセットを舞台で再現した映画『メリー・ポピンズ』のミュージカル版。平原は、Wキャストの濱田めぐみと交替で主人公のメリー・ポピンズを演じる。
(Lmaga.jp)