河瀨直美監督、仏女優を「大阪のおばちゃん」呼ばわり
フランスの女優ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をダブル主演に、奈良で撮影された河瀬直美監督の映画『Vision』。その舞台挨拶が18日に大阪でおこなわれ、河瀬監督と永瀬、岩田剛典が登壇した。
世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得した名優ジュリエット・ビノシュを迎えての最新作。河瀬監督から、「世界的な現場を踏んできているビノシュさんとの共演は?」と感想を尋ねられた永瀬は、「やっぱり深いですよね。理解度が深くて、ちゃんと自己主張をする」とその姿勢に感銘。岩田は「ものすごく気さくな方で、明るくて、ピュアでチャーミング。1回笑いのツボに入ると抜けないことがあって、すごく愛しい方でした」と話した。
それを聞いた河瀬監督は、「私からしたら大女優というよりは、大阪のおばちゃん。食いしん坊だしね。『飴ちゃんあげようか?』ぐらいの感じで、みなさんを育んでる感じ」と形容。河瀬らしい例えに岩田からは、「(ビノシュに対して)大阪のおばちゃんって、監督以外に言えないと思います(笑)」とツッコまれた。
最後に、「吉野の愛情を受けてこの映画は誕生して、みんながここで生きました。吉野で生きました。その奇跡は、この映画のなかに永遠です。その永遠の時間を楽しんでください」とアピールした河瀬監督。自身の長編劇映画10作目となる本作は6月8日公開。
(Lmaga.jp)