阪急ブレーブス御用達、洋食店の名物メニューが復活

第1次オイルショックの1973年に誕生し、野球選手やファンらに愛された洋食店「土筆苑(つくしえん)」。同店創業時の名物メニューを復活させた復刻版「ステーキサンド1973」が、8月24日より販売される。

当時、阪急ブレーブスの本拠地だった「阪急西宮球場(現・阪急西宮ガーデンズ)」(兵庫県西宮市)の真向かいに位置し、野球選手・ファンをはじめ、アメフトファン、地元学生のデートスポットとして支えられてきた同店。大型商業施設の足元に佇む小さな店舗は、阪神淡路大震災にも耐え、創業当時の装いをほぼそのまま今に残している。

いまだに「あのステーキを挟んだやつ、うまかったな」と常連客の話題にのぼるという本メニュー。現在、同店でシェフを務める大谷隆史シェフが、当時を知る人たちの証言を集め、試行錯誤の末に復活させた。「赤身がおいしかった当時の国産牛ヒレ肉は、豪州産牛ヒレ肉を使い再現。また『当時のトマトの味は濃かった』と推理し、自家製ケチャップで味を補充しています」という。

試食の段階で、「お客さまには『復刻版の方が数段柔らかい』『懐かしい。ソースはまさにこの味』とお墨付きをいただいています。美化されていく味の記憶に負けない料理として復刻できたと自負しております」と自信を見せる。価格は2500円(税別)。1日10食限定でテイクアウトも可。月曜休。

(Lmaga.jp)

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