山田孝之「無謀すぎる挑戦は心配させると学んだ」
俳優の山田孝之が、ミュージカル界期待のホープ・柿澤勇人とダブル主演で挑むミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』。9月1日に東京公演の初日を迎えた2人からコメントが届いた。
脚本家・スタイン(柿澤)が生きる現実の世界と、彼が生み出した私立探偵ストーン(山田)の生きるフィクションの世界を交錯させながら、スリリングな物語が進行していく本作。上演台本と演出は、映画『銀魂』シリーズ、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどを手がけた福田雄一がつとめる。
山田は、「無謀な挑戦が好きとはいえ、無謀すぎる挑戦は人々を心配させてしまうと学びました。今後は身の丈に合った仕事選びをする無難な俳優として生きてゆくと、何処かの誰かに誓いました」とおどけた様子でコメント。
「みなさまに観ていただきたいポイントは、一幕序盤で僕が爆死してメタル山田として完全復活を成し遂げたときの『凛とした表情』です。みなさまが生きてきたなかで、これほどまでに『凛とした表情』は見たことがないと、確実に思わせてみせます。乞うご期待」とアピールした。
一方の柿澤は、「濃い稽古ができ、カンパニーも一致団結しております。最後のワンピースにお客様がいらっしゃることでこの作品は完成されます。まだ、開幕してもないのに、あっという間に終わってしまうんだろうと思うと、今からとても寂しいです」とコメント。2人の個性の違いがはっきりと現れた。
出演者のうち佐藤二朗、山田優、木南晴夏はミュージカル初挑戦。福田は、「そんなドキドキなキャスト陣ですが、やっぱりミュージカルって楽しいな、と思える作品に仕上がりました! 音楽がジャズベースで大人っぽいのですが、中身は、まあ、いつもの感じも盛り込んでおります」とコメントした。
東京の後、静岡を経て、大阪公演は「新歌舞伎座」で9月27日から30日まで。前売チケットはすでに全席完売で、3階後方立見のみ販売しているが、一部座席の抽選受付をチケットぴあで9月4日に開始する。
写真/宮川舞子
(Lmaga.jp)