102歳も参加、大阪中央公会堂で100周年の描こう展
2018年11月17日に開館100周年を迎える「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)。それを記念し、特別展『大阪市中央公会堂・中之島を描こう展』が27日に開幕。同会場より2歳年上の郡慶三さん(102歳)の作品も展示され、初日にはご本人も駆け付けた。
同展は、美術団体「大阪を描こう会」が主催。2017年秋と2018年春に写生会をおこない、同会堂の作品作りに取り組んだ。展示されているのは本会員たちの作品で、会員になるには一定以上の基準を満たさなくてはならず、絵画技術も実力がある人ばかりだ。
作品は作家一人ひとりの人間性が表れ、同会堂の建物だけでなく、ライオン橋のライオン像から眺める同会堂や裏側にある「大阪市立図書館」、同会堂から見た四季折々の景色と、さまざまな視点で描かれているのが面白い。
同会会長の乾さんは、「中央公会堂の特別室で絵画展をできることはとても光栄なこと。絵画展に訪れて、いろいろな角度からみる公会堂の魅力をたくさんの人に知っていただきたい」と、絵画展の魅力を語る。
102歳の郡さんは、「中之島は会社員だった頃に毎日、昼食の弁当を食べた場所で思い出深い。絵は75歳から勉強してこれだけ描けるようになった。とても楽しいです」と元気よく笑顔を見せた。同展は10月2日まで開催される。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)