レスラー棚橋弘至「プロレスにチャラさを持ち込んだのは僕です」
ヘラクレスさながらの見事な筋肉美にロン毛の茶髪、リング上から「愛してまーす」と叫ぶ超人気レスラーの棚橋弘至に、30日放送のMBS『情熱大陸』のカメラが密着した。
「プロレス大賞MVP」「IWGPヘビー級王座」など数々の輝かしいタイトルを持つ棚橋だが、19年前に入門した当初はプロレス人気は低迷。客席は埋まらず新日本プロレスは倒産危機に追い込まれていた。 そんな中で若きチャンピオンとなった棚橋は女性ファンの獲得を目指し「プロレスだけをやっていてはダメだ」と握手会や女性限定イベント、試合後のハイタッチなど異例のファンサービスを次々考案。自身のSNSでも積極的に肉体美を披露するなど、これまでの無骨でどこか近寄りがたかったプロレスラーのイメージを大幅に打ち破った。
その結果、「プ女子」と呼ばれる女性ファンが急増し今や来場者全体の4割を超えるまでに。売り上げも過去最高記録を更新中だ。 「プロレスにチャラさを持ち込んだのは僕です」という棚橋だが、言葉とは裏腹にプロレスを広めるためにまさに365日奔走する。苛酷なトレーニングに加えて、分刻みで行うプロモーション活動、試合前に必ず行くヘアサロン。まさに寝る間も惜しんで走り続けているが、長年酷使し続けた肉体は限界を越え、膝の靭帯は2本断裂したままだ。 「いつまでもリングに上がり続けたい。プロレスラーでいることが人生のボーナスタイム」と語り、傷だらけの体に鞭打ちながらも夏の大一番を迎える41歳の背中を追う。この模様は9月30日・夜11時から放送される。
(Lmaga.jp)