お好み焼き、冷凍・総菜を食べる人が増加
オタフクソース(本社:広島市西区)が、社会の変化とお好み焼きの現状を把握するための意識調査をおこない、『お好み焼きアンケートレポート2018』を発表した。
全国約3万人への事前調査では、約9割がお好み焼きが好きと回答し、あらためてお好み焼きが「愛され食」であるという結果に。しかし、ほとんどの人が好きであるにもかかわらず、実際に食べる頻度は地域によって異なり、月に1回以上食べる人は全国で約3割に対し、関西・中国・四国地方は5割を超えた。四国地方の割合が高いことが意外だったが、お好み焼きが好きと答えた割合が全国1位。人口当たりの「こなもん」店舗数やソースの支出金額が高い数値もあり、四国の人は関西や中国(広島)地方と同じように「こなもん」好きだと考えられそうだ。
また、事前調査の回答者のうち、3カ月に2~3回お好み焼きを食べる2341人を対象におこなわれた本調査で、半数以上が1年以内に関西お好み焼きを家庭で作って食べたと回答。特に75.7%が家で作って食べたと回答した京阪神では、お好み焼きが家庭料理の定番メニューになっていることがうかがえる。
その一方で、全国ではコンビニ、スーパーで販売される総菜や冷凍食品のお好み焼きを、月に1回以上食べる人が、2012年の調査に比べ約2倍となった。同社では、世帯構成人数の減少や女性の社会進出から、「手軽でおいしい」が求められる傾向が年々強まっていると分析している。
文/太田浩子
(Lmaga.jp)