大阪城前に「金の茶室」風のバー、茶道体験も

大阪城天守閣前の商業施設「ミライザ大阪城」にある、金の茶室をイメージしたバー「ムーンバー」(大阪市中央区)。そのバーカウンターで、平日限定の茶道体験がおこなわれている。

敷居が高いイメージのある茶道だが、ここではバーカウンターで抹茶を点てるうえ、お気に入りのお菓子とともにティータイムを楽しむ感覚と、とてもカジュアル。発案者の後藤さんは「大阪城という地から、日本の文化を世界中に発信し、様式にとらわれず楽しんでもらえるのは何か、と考えた。静かな空間で心からくつろいでいただくことを重点に『ちょっと』日本の文化に触れ、喜んでいただければ」と笑顔を見せる。

「和敬清寂」を掲げ、茶道の心得を示した千利休や豊臣秀吉。なかでも千利休は時代の型を破り、自由な発想で次々と新しい茶の湯を提案しており、その志を受け継いで今回の茶道体験が誕生したという。元々はバーなため、茶道体験の後はお茶のカクテルを楽しんで数時間くつろいでいく人も多いんだとか。体験は平日昼3時から夕方5時まで、1回約15分(1000円/抹茶・小菓子付)。

取材・文・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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