2018年のJC・JK流行語「タピる」が大賞

女子大生社長の椎木里佳を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける「AMF」(本社:東京都港区)が『2018年のJC・JK流行語大賞』を発表した。

「モノ部門」では、インスタ映えする工夫を凝らすドリンク店が続々とオープンし、「タピオカ戦国時代」と女子中高生に呼ばれるほどの人気となったタピオカが1位を獲得。2位はプリクラ機「ピンクピンクモンスター」(通称:ピンモン)。あえて白の壁紙に顔の影を強調するなど従来と異なる特徴で新たに関心を集め、さらに撮影の説明はすべて韓国語でされるため「韓国っぽ(ぽい)」として人気が広がっているようだ。

3位は韓国発グルメのチーズドック、4位は日本と韓国のアイドル育成プロジェクト番組『PRODUCE 48』、5位はAbemaTVの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました』が選ばれた。

「コトバ部門」1位は「タピる」。タピオカティーを飲むときや飲みたいときに使用され、「タピりたい」「タピった」などタピオカを動詞として多くの女子中高生の会話のなかで使用されたという。2位&3位には、女子中高生に不動の人気を誇るYouTuber・けみおが動画内で連発する「あげみざわ」「どこまで行っても渋谷は日本の東京」がランクイン。

4位にはショート音楽動画共有アプリ『TikTok』から生まれたインフルエンサー・TikToker、5位にはインスタ映えの反対の、インスタグラムに映えないがっかり写真という意味で使われる「インスタ萎え」が選ばれた。

「ヒト部門」の1位に輝いたのは、シンガーソングライターのあいみょん。あいみょんの曲は「盛れる」(かわいく見せられる)と話題になり、ショート音楽動画共有アプリ『TikTok』を通して女子中高生の間で流行したという。国内配信チャートでも上位を独占し、年末の『紅白歌合戦』にも初出場が決定するなど、若い世代以外からも高い注目を集めている。

2位の俳優・中村倫也は、学校の先生になってほしいといった現実世界で妄想しやすい「リア恋枠」でブレイク。3位はドラマ『花のち晴れ』でブレイクし、今年の上半期ランキングで1位だった女優・今田美桜、4位はこちらも『TikTok』で曲が多数使用されたロックバンドのMrs.GREEN APPLE、そして5位はYouTuberのけみおがランクインした。

「アプリ部門」1位は不動の人気『TikTok』。人気ユーザーの動画を見るだけでなく加工機能が盛れると話題になり、学校の休み時間や休日に友達と遊ぶときに撮影するなど女子中高生の生活に浸透。コトバ部門4位にランクインした「TikToker」をはじめとしたアプリ発の人気インフルエンサーやモデルも誕生している。3位の位置情報共有アプリ「zenly」は、今どこにいる?という連絡が省けるということで、カップルや親友同士で使う人が増加しているという。

同社はこの結果に対し、「女子中高生たちは『タピオカ』『ピンモン』『たまごっち(LINE)』など、従来のサービスやアイテムをパワーアップさせたリバイバル的なコンテンツに非常に熱狂していた1年であったといえます。また『あいみょん』さんや『TikToker』『Mrs.GREEN APPLE』など、TikTokのなかからスターやトレンドが次々と生まれており、動画を通した情報収集や情報発信が女子中高生たちの生活のなかに溶け込んでいることがわかりました」とコメントしている。

(Lmaga.jp)

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