宅間孝行監督 野心的作品に「尖った映画に憧れがありまして」

三上博史が14年ぶりに主演をつとめる映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』。その舞台挨拶が19日、「シネ・リーブル梅田」(大阪市北区)でおこなわれ、三上と宅間孝行監督が登場した。

本作はラブホテルを舞台にした密室群像劇で、ワンシチュエーションでカメラを固定し、目まぐるしく動く物語のなかに巧みなギミックを忍ばせた、昨今の日本映画では少ない非常に野心的作品となっている。メガホンをとった宅間監督は、「僕は(クエンティン・)タランティーノとかガイ・リッチーに衝撃を受けてきた世代で、尖った映画に憧れがありまして」とコメント。

40分の長回しもいとわない撮影については、「大変なのが録音部。ハダカになる人がいるんで、マイクを付けられないとか。あと、鏡もあるんで映り込みもあって。それはCGで消したんですけど、実はこのスクリーンのなかにも、スタッフがばっちり映り込んでいて。ラブホテルにいる亡霊みたいな(笑)」と宅間監督。そして、「ローバジェット(低予算)ならではの、クリエイティブに制約がない映画です。応援していただけるとうれしい限りです」と締めくくった。同映画は1月18日公開。

(Lmaga.jp)

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